昨夜初めてEOS 1D Xでライブ撮影。高感度撮影時の画質は思っていた以上に素晴らしかった。
暗いライブハウスだと、ISO感度は12800とか25600は当たり前。これでやとっとSSが1/100になるかどうか。ロックのような動きの速い被写体だとSSはまだこれじゃ足りない。
4年前に発売されたEOS 5D MarkIIだとこの感度領域は拡張感度。拡張領域の画質はザラザラで、ダイナミックレンジも極端に狭くて明るい部分がすぐに飛んでしまう。色ノリも極端に悪いので、補正が必要でかなり加工した画になってしまう。
EOS 1D Xだと、なんとISO 51200までが常用感度。拡張感度はなんとISO 102400と204800。テクノロジは恐ろしいところまで来たな。
高感度性能もさることながら、映像エンジンもDIGIC 5+と新しくなって、JPEG撮りの僕には嬉しい進化。
こんなEOS 1D Xでライブ撮影すると、常用感度範囲でほとんど事足りてしまうので、EOS 5D MarkIIで拡張感度をプリセットしたカスタム設定を明るさに応じて切り替えたりするような面倒なスタイルは不要。
ずいぶん楽で簡単な撮影ができるので、ライブを思う存分楽しみながら、ここぞという時にレンズを向けてすぐに撮影ができてしまう。
実際に撮り上がりは、今までザラザラだった画が綺麗に色がノって艶やかに深みがある画が撮れるのに感動。今までの常識では考えられなかったので本当に驚き。
初めてのフラッグシップ機だけど、EOS 1Dsの頃から比べるとずいぶん入手しやすい価格帯まで下りてきた。
この性能も、あと何年かすれば普及帯のデジカメに降りてくるんだろうな。そうなるとプロ機との性能差は僕のような素人にはもうどうでも良い物になってくるだろうな。僕にはもうこれ以上の性能の必要性を感じられないから。
あとは軽くてポケットに入れば最高。できればiPhoneのカメラがこの性能になって欲しい。^^
