E320 CDI

エアスカーフ修理の間、真新しいEクラスを堪能させてもらっています。
V6 3Lディーゼルターボエンジンは、211PS/4,000rpmと控えめな馬力だけど、1,600rpmから55.1kgmものビッグトルクを発生する。それでいて、10・15モードは11km/L前後だそうだ。燃料はプレミアムガソリンよりも全然安い軽油で走る訳だから、経済的。でも車両価格はガソリンエンジンのE300よりも100万円近く高いので、単純に燃費が良いという理由だけでは購入には至れないだろうな。
一番興味深かったのは、55.1kgmものビッグトルク。ちなみにV8 5.5LのE550でも54kgm。さぞかしケツを蹴り上げられるような猛烈な加速かと思っていたら、ちょっと肩すかしだった。ディーゼルだからなのか、ターボだからなのか、モワーっと盛り上がってくるトルク感。それでも本当に強力なトルクでグイグイ加速して行く。実際は体感よりも、かなりの加速なんだと思う。
ハンドリングは意外とカチッとしていますね。運転する前は、もう少しダルかと思ってた。ブレーキも余裕を感じます。これなら（アクセルもブレーキも）安心して踏めます。
何かディーゼルを感じさせるものはあるのか気にして見たけど、車内からはまったくディーゼルエンジンであることを感じられない。タコメータが4,600rpmからレッドゾーンだということくらいだろうか。降りて耳を澄ませば、わずかにカラカラというディーゼル独特のアイドリング音が聞こえるけど、意識しなければ気がつかない程。ディーゼル独特の排気臭もまったく感じられない。
初めて運転するEクラスだけど、思っていたほど車格は大きくなくて運転しやすい。ロードノイズも抑えられていて、静寂性は高いです。車内はさすがEクラス、かなりラグジュアリーでウッドであしらえたガーニッシュなどが目を引く。後部座席もエアコンの吹き出し口がセンタピラー部にも装備されていたりして、至れり尽くせり。
個人的にはボンネットにスリーポインテッドスターのオーナメントが立っているメルセデスはあんまり好みじゃないんですが、たまにはラグジュアリーな車も楽しいです。