サーバの状態をグラフ化するツールCactiの設定メモ。
CentOS 5.6から6.0 64bitに変更してハマったところをメモ。
Cactiの移行は、そのままコピーして持っていっただけ。
- Cacti自身はphpスクリプトなのでWebコンテンツごとコピーして持っていく。
- 今回MySQLのデータもごっそりコピーでOK。
- Cactiに必要なRRDTool類はyumで新規にインストール。
ところがなんとグラフが表示されない。
まずRRDToolがこれまでの1.2から1.3に新しくなってしまった。元のCactiは0.8.6jだけど、これだと対応していないので最新の0.8.7gへアップグレードする。
Cactiのアップグレード方法はこちら。
Upgrading Cacti
Setting画面を確認すると、ちゃんとRRDTool 1.3に対応している。オッケー。
ところがこれでもグラフ表示が現れない。
グラフ画面のPropertiesを確認するとRRDToolを使ってグラフを作成するコードが表示されるので、それを直接Shellで叩いてみる。
すると、こんなエラーが、、、
ERROR: This RRD was created on other architecture
調べてみるとrrdファイルはアーキテクチャの互換性がないそうだ。これまでのサーバアーキテクチャはx86で、今回はx86_64だ。これでNGなんだそうな。
対応方法は、旧サーバでrrdファイルをxmlに変換してから、アーキテクチャの異なる新サーバで再びrrdファイルに変換する。
詳しくはこちら。
rrdtoolのRRDはアーキテクチャが異なると使用できない
しかしながら移行したCactiはグラフが更新されない。
Pollerは動いているがrraが更新されない。
System Utilities - Rebuild Poller Cacheを行おうと思ったらなぜか空っぽ。これでは手出しできない。
DBも取り直して、上記の移行手順をやり直してみたけど、やはり駄目。うまくアップグレードできないみたい。
諦めて最初からCactiを再構築しようと思う。